初めまして。10年前から日本国内をメインに動き回っている旅人クロスケといいます。僕は幼少期から地図を見るのが好きで、地名を覚えたりそこにどんな風景が広がっているのか、どんな言葉、方言が話されているのかを調べることで想像を膨らませたり・・・そんなことが楽しみの一つになっています。
Google MapやGoogle Earthでサーフィンするだけで半日が経ってたなんてことがざらにある僕ですが、人見知りで社交的とは口が裂けても言えない性格であり初対面で親しくなれる人の心理が理解できませんでした(社会経験から今では多少オープンだと思いますが、根は相変わらずなのかな・・・)。
そんな僕が大学生になり水を得た魚の如く旅にハマるようになったきっかけとなる2014年8月の九州旅行からちょうど10年の節目に、これまでの(貧乏)旅行体験で感じたこと、価値観の変化そして僕なりの音楽活動についてざっくばらんにブログを書くことを決意しました。
旅好きな方はもちろん自分探しをされている方、新たな楽しみを見つけたい方にも読んでいただけると嬉しいです。
僕が旅を続ける理由

“人生とは旅である”―松尾芭蕉もこのような言葉を残すなど、人間の一生をしばしば壮大な長旅に例えられるが、僕自身も旅することを自分の本質、無くてはならない存在と考えています。旅とは数日~数ヶ月間遠方を巡ったり日帰りで外出するという所謂“旅行”を指すことが多いですが、僕は自然や物、人と関わり刺激を受けるという行為全般として捉えています。
幼い頃から地図に触れることが多かったこと、地元から離れたことが無かったことが背景にあったために遠方に出掛ける機会が増えたのですが、何が僕を“旅”というものに惹きつけているのかを冷静に考えると、以下の2つが挙げられることが分かりました。
- 多くの刺激を受け、感性を養うこと
- 人との繋がりを深め、広げること
そして、これらの目的は手段とイコールのもの、つまり人と繋がり刺激を受けることは手段でもあるということに気付きました。
風景や物、知り合う人から刺激を受け、人の輪が広がることで感性が豊かになり人間関係が築かれる、ググっても知ることのできない情報を得られたり、気付けば凝り固まった価値観が変わっていた…なんてことも(僕の実体験です)。
ただ、これらは人と交流し刺激を受けた結果得られた事柄であって、元から意識していたものでは無いことははっきりと言えます。
因みに、大学生になりたての頃は外の世界を見てみたいという欲求に駆り立てられていたものの、根暗な僕が会ったこともない人と関わることなんて試練以外の何物でもなく避けていました。今でも1人で個人のお店に入るのは緊張しますが・・・。
旅先で人と関わることの楽しさを実感したのは25歳で某ゲストハウスに宿泊した時であり、そこから旅の醍醐味が変わるだけでなく、これからの生き方を見つめ直すようになりました。それまでは“普通に”学校を卒業して“普通に”就職するという道を選んできた(自分に自信、貫きたい意思が無く周りに流されてきた)のですが、この考え方が数多ある価値観のうちの1つに過ぎないことに気付かされることになりました。
このゲストハウスがある町を拠点に絵を描いて生計を立てていらっしゃる方、僕と同年代でこのゲストハウスで住み込みアルバイトをしながら趣味に打ち込んでいらっしゃる方などのお話を聞いて、なんて狭い世界で生きていたんだろうって。
今の僕が旅を続ける理由は、人や物から刺激を受けることで自分を見つめ直し、新しい自分に会いに行くためであるとはっきりと言えます。
僕なりの旅のしかた
これまでの10年間で僕は1人で動き回ることが圧倒的に多く、大学時代の友人と数日間周遊したりゲストハウスで顔見知りになった方に同行させてもらう以外は基本的に自身の意思と直感で動いていたように思います。非社交的で根暗な性格によるところも大きいですが、それ以上に自分自身の直感に任せて動きたいと考えた結果によるものと捉えています。
学生の頃からの友人と旅しながら語り合うのも楽しいですが、年齢を重ねた今は1人で動いた上で旅先で偶然知り合う方との出会いを楽しみにする、広い意味での“ご縁”を大切にすることが旅の醍醐味だと考えています。かつてはビジネスホテルや夜行バス車中泊、金欠の時はネットカフェ、野宿を選んでいましたが、今では宿泊先で人と知り合うことも旅の大事な要素だと改めて感じます。
移動手段としては公共交通機関(鉄道、バス、飛行機etc.)を使うことが多いですが、27歳で原付バイクを購入してからはそれに頼り切りですね。体力的に隣県が限界ですが・・・(笑)。あと、結構歩くのも好きで気付けば20km歩いてたなんてこともありました。

仕事が落ち着いてからでいいから、原付で日本一周とか北海道一周なんてのもしてみたいなと思いつつ・・・。排ガス規制の影響で125ccに乗れるなら普通二輪免許を取り直さなくてもいいかなと思ったりしますが、やはり50ccは近距離用の乗り物かなと実感(マシンを酷使してるよう、そして体がえらい)。
でも、これだけははっきり言えます。ある程度の不自由さがあってこそ目に映る景色は限りなく壮観なのだと。
おわりに
ダラダラと書いてしまいましたが、このブログでは人見知りの僕がこれまでの人生経験で感じたこと、気づいたことを直感に任せて綴っていきます。人生で初めてのブログですが、楽しみに待っていただけると嬉しいです。

コメント